二段ベッドを検討するにあたって強度面に気を配っているお客様は大変多いのですがこれだけで十分なのでしょうか?
二段ベッドのデザインや空間寸法、素材も大事なのですが見落として欲しくない重要なポイントとして二段ベッドの梯子(はしご)がございます。
この部分は二段ベッドの昇り降りのしやすさだけでなく安全性に直結する大事なパーツです。
マルトク家具は二段ベッドの梯子にもこだわっていますのでこの部分も考察して行きましょう。
まずは結論から! マルトク家具は斜め掛け梯子(はしご)を絶対にお勧めします。
こちらの画像を見て頂ければ解ると思うのですが、斜め掛けの梯子ですと手すりを持ったり二段ベッドのサイドフレームを持つ事が出来るので重心は前方に掛かります。
もしこれが垂直の梯子ですと階段を昇り降りする時に体の重心が後ろ(背中)側に掛かりやすくなります。
斜め掛けはしごのメリットに付いて
荷重の掛かり方以外にも斜め掛けタイプの梯子は可動式なので場所の移動が容易です。
子供が小さい時には上の段に登ると降りれなくなります。
梯子を取り外せば最初から登れないので安心ですよね。
逆に左の画像の様に垂直式梯子の場合は二段ベッドに固定されている場合が多く昇降口の移動は出来ない物が殆どです。
斜め掛け梯子のメリット2
二段ベッドのモデルによっては不可能な物も多いのですが可動式ですので4方向から登る事も可能です。
店長中村が設計すると画像の様に4方向から登れる様に設計しています。
逆に垂直昇降式の梯子は設置場所が固定される為に移動する事は出来ません。
これによってお部屋のレイアウトが制限を受けてしまいます。
それでは斜め掛け梯子のデメリットとは?
ずばり! 若干スペース効率が悪くなります。
梯子の厚みが垂直の場合は10㎝位なのですが斜め掛けの場合45㎝程必要になります。
数値的には知れているのですが、気になると言われれば気になります。
垂直の梯子でも登る時には同じだけのスペースを要しますので実際にはそれ程、関係ございません。
今、現在私が思い付くデメリットとしてはこれ位です。
垂直梯子に付いてお伝えしたい事
色々と思い当たる所を書き出しましたが、垂直梯子の二段ベッドをマルトク家具では扱わない大きな理由は【大阪市内で過去に大事故が起きている】からです。
かれこれ10年以上前の話にはなりますが当時4歳の子供さんが垂直式の梯子に登っている途中で手を放してしまい、そのまま落下したのですが、落下したら重心の関係で尻もちをつき、後ろに倒れました。
更に間が悪い事に後頭部を転がっていた積木でぶつけ、頭蓋骨が陥没骨折するという事故が起きています。
大阪家具商業組合の機関誌に記事が載っているのを見て怖くなり、それ以来垂直梯子の二段ベッドはお客様に事情の説明とリスクに付いてご理解頂いてから販売をさせて頂いております。
個人的には【お金を出してリスクを買う】必要は無いと思っています。
お客様の思いも有るとは思いますが、売れれば何でも良いという考え方は私には有りませんので、この点は店長中村が【経験に学んでいる】とご理解頂ければ幸いです。
長い文章になってしまいましたがお客様にもこの点をご理解頂き二段ベッド選びを行なって頂きたいと思います。
宜しくお願い申し上げます。
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